こんにちは。まるめらです。
私は昨年、アパートでエアコン暖房だけで一冬過ごしました。
今日はそのことについて書いていきたいと思います。
住んでいたアパートは?
私の住む地域では、冬は石油ストーブやファンヒーターで暖を取るのが一般的です。
そして私の住むアパートは11畳程度のLDK、LDKとつながる5畳程度の洋室、6畳の洋室で2LDK。
エアコンはLDKに1台、洋室に1台設置されていました。
2011年築で3種換気の某大手不動産のいい部屋物件。
窓はおそらくアルミ樹脂複合サッシの複層ガラス。
冬はエアコン設定温度26℃で過ごしました。
新築はオール電化、エアコンで過ごせる?
新築はオール電化を計画し、本当にエアコンのみで冬を越せるのか?
実験も兼ねてアパートでエアコン暖房だけで過ごしてみました。
昨年までは石油ファンヒーターを使用していましたが、エアコンだけだとどうなるのでしょうか?
寒い、暖まらない、乾燥の三重苦
結果は、寒い、暖まらない、乾燥するの三重苦でした。
外気温約0℃、エアコン設定温度26℃でエアコンをつけてみたところ、室内温度は1時間たっても20℃に達しませんでした。
これではまずいと思いサーキュレーターを購入。若干温まるようになりました。
しかし、エアコンが寒冷地仕様ではなかったのか、温まる前に霜取り運転→気温が下がる→若干暖まるけどまた霜取り・・・と非常に厳しい冬でした。
工務店の方は、新居では断熱・気密がアパートより断然いいこと、エアコンも寒冷地仕様で十分なスペックであることからエアコンで十分と言っていました。これまでの施工実績からも十分と判断されたのでしょう。
新居はエアコンのみで十分でした
新居では、20畳のLDKでしたが、エアコン1台で十分に暖房できました。
外気温0℃、設定温度22℃で十分部屋が暖まりました。しかし、乾燥するため加湿器は必須です。初めは加湿空気清浄機の気化式加湿を使っていましたが、加湿が追いつかないため、象印のスチーム加湿器を購入しました。
これがよかった・・・加湿器については後日別の記事で書きたいと思います。
気になる光熱費は?
アパートの時と新居で光熱費を比較してみます。
条件は次の通り
・アパート:エアコン設定温度26℃(平日は6:30~7:30、18:00〜24:00、休日は8:00〜24:00)
※2021年はエアコンのみ、2020年は石油ファンヒーターのみ設定20℃
給湯はプロパンガス給湯器、風呂はシャワーのみ
洗濯は除湿器使用
・新居 :エアコン設定温度22℃(平日は6:30~7:30、18:00〜24:00、休日は8:00〜24:00)
給湯はエコ給湯、月に25日以上入浴
洗濯は洗濯乾燥機を毎回使用
食洗機毎回使用
2020年12月の光熱費
電気代5,439円、ガス代7,830円、灯油代2,160円 合計15,429円
2021年12月の光熱費
電気代13,281円、ガス代9,336円 合計22,617円
2022年12月の光熱費
電気代17,997円(458kWh) 合計17,997円
※アパートの時は電気料金はわかりましたが、電気使用量は記録をとっていませんでした。
このようになり、アパートの断熱性能だと、暖房のための電気消費が非常に多いことがわかりました。
なお、2022年12月分の電気代は燃料調整費の値上げにより、1kwあたりの電気料金が約9円上がっております。
燃料調整費が据え置きだった場合の電気代は13,875円となり、最も安いという結果になりました。
新居では、LDKの広さが約2倍、毎回食洗機、毎回洗濯乾燥とアパートにいた頃に比べ不利な条件でしたが、結果は一番安い光熱費になりました。
まとめ
エアコンは非常にエネルギー効率に優れた暖房ですが、住宅性能や畳数によって効率が落ちます。
エアコンは設定温度に達するまで多くの電力を消費し、設定温度に達すると効率よく運転するためです。
住宅性能が悪く暖まりにくい環境だと、エアコンはいつまでも多くの電気を消費してしまいます。
石油ファンヒーターは多少住宅性能が悪くでも圧倒的なパワーで部屋を暖めてくれます。
しかし、高気密住宅だとCO2濃度があがり、こまめな換気が必要になります。
私の所感だと、断熱気密性能を上げるコストと光熱費が上昇するコストを比較すると、住宅性能をほどほどにして毎月多くの光熱費を支出する方が経済的には有利だと考えます。
しかし、住宅性能を上げると、暖房した時すぐ暖まる、住宅内の温度差が一定になるなど、快適・健康に暮らすことができるというバリューが生まれます。
そこそこ高断熱な住宅をDIYでお金をかけずに性能をあげることが財布にも健康にも優しい家づくりなのかな?と思いました。