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最強加湿器 象印EEーDC50にしました

我が家は冬はエアコン暖房。湿度は何もしないと30%くらいまで下がります。
当初は、加湿空気清浄機 パナソニックF-VC70XUの加湿機能で加湿しようと考えていました。

加湿器のしくみ(3種類+2種類)

家電量販店に行くと様々な加湿器が置いてあります。値段も数万円のものから数百円のものまで様々・・・
その違いについて書いていきたいと思います

水を沸騰させて蒸気で加湿する「スチーム式(加熱式)」

ケトルのような仕組みで水を沸騰させ、その蒸気をファンで送り出します。
水を沸騰させるので、衛生的に使用でき、パワフルな加湿が可能です。しかし、ヒーターを使用して加熱するため、電気代が高くなります。また、他の加湿器と違い、フィルターがないため、お手入れはとても容易です。

フィルターに風を当てて水蒸気を放出する「気化式」

フィルターに水を染み込ませ、水の染み込んだフィルターに風を当てることで水蒸気を送り出します。
水蒸気として送り出すため雑菌が繁殖しにくい反面、フィルター掃除などお手入れは欠かせません。ヒーターを使用しないため電気代は非常に安いです。一般に「加湿空気清浄機」として売られている商品はほとんどこの「気化式」です。

超音波で水を振動させミスト状の水分を放出する「超音波式」

水を超音波で振動させ、ミスト状にした水分をファンで送り出します。
おしゃれなデザインのものが多く、価格もお手頃です。気化式と同様にヒーターを使用しないため、電気代は安いですが、放出される水分は水蒸気ではなく細かい水といったイメージで、設置場所によってはカルキ(水道水の除菌剤)が付着することもあります。
また、雑菌が繁殖しやすく、こまめなお手入れが必須です。

「加熱式」と「気化式」または「超音波式」を合わせた「ハイブリッド式」

ハイブリッド式は、気化式または超音波式に温風ファンを組み合わせることによって加湿能力を向上させたものになります。
ヒーターを使用するため電気代はかかりますが、加熱式ほどではありません。いいとこ取りと見るか、悪いところを合わせてしまったと見るかは諸説ありますが、私は否定派です。

3種類+2種類の加湿器まとめ

まとめると、以下のようになります。

電気代お手入れ衛生面
スチーム式×
気化式
超音波式×
ハイブリッド式(気化)
ハイブリッド式(超音波)×

気化式の象印EEーDC50を選んだ理由

それぞれの特徴を踏まえ、私が象印EEーDC50を選んだ理由を書いていきます。
それは、圧倒的な加湿力とお手入れのしやすさです
こちらの写真をご覧になってください

私が使用する加湿空気清浄機のお手入れする箇所です。
気化式加湿器は、フィルター・トレー・タンクがあり、それぞれ1〜2週間に1度お手入れが必要になります。
お手入れをサボると写真のように汚れが取れなくなります・・・

次に、こちらの写真を見てください。

今回購入した象印EEーDC50です。電気ポットと同様のお手入れで、フィルターなどは一切ありません。
また、加湿パワーもあるため、デザイン・電気代を気にしなければ最強の加湿器だと思います。
私は、どうしてもお手入れがめんどくさかったので、こちらに決めました。

スチーム式・気化式の気になる電気代は?

スチーム式は電気代が高くなると書きました。具体的にどのくらいか見ていきましょう。

まずは気化式「加湿空気清浄機 パナソニック F-VC70XU」

消費電力は、静音:8.0W、中:13W、強:50Wです(メーカー仕様より)
電気料金を27円/kWhとした場合、1時間あたりの電気料金は次の通り
静音:約0.3円、中:約0.4円、強:1.4円となります。
※加湿量は、静音:250mL/h、中:400mL/h、強:700mL/hです。

続いて、スチーム式「象印EEーDC50」

消費電力は、湯沸かし立ち上げ時985W、加湿時410Wです(メーカー仕様より)
電気料金を27円/kWhとした場合、1時間あたりの電気料金は次の通り
湯沸かし立ち上げ時:約27円、加湿時:約12円となります。
※加湿量は480mL/hです。

以上から、スチーム式加湿器の電気料金の高さが見えてきました。

加湿量がなんかあやしいぞ!?

ここまで書いて気づいたのですが、両者比較の中で「加湿量」に疑問が残ります。
加湿空気清浄機は強運転で「700mL/h」
スチーム式は「480mL/h」
この数値で比較すると、気化式の加湿空気清浄機の方が加湿能力が高いようです。
しかし、両方使用したところ、室内の湿度計が適湿になるまでの時間は「スチーム式」の方が早い
(気化式ではそもそも適湿になりませんでした)

こちらについては、、、、私もわかりません!

まとめ

私は、電気代とお手入れを天秤にかけ、「スチーム式」を選択しました。気化式加湿器のお手入れを怠ると、室内に水蒸気と一緒に雑菌を送り出すと思った時、こまめなお手入れを続ける自信がなかったため、スチーム式を選びました。

なお、電気代については、湯沸かし30分、その後の加湿4時間30分(1日5時間使用)と仮定すると、1ヶ月(30日)あたり約1,900円程度になります。同じ条件で気化式を使用すると、強運転で約200円ということで、1,700円程度の違いとなります。

結構大きな違いではありますが、お手入れの手間と清潔さを考えた結果がスチーム式です。

なお、加湿についても住宅性能(気密)によっては、運転のために必要な電気使用量はさがると考えます。
よく言われるのが、気密断熱がしっかりした家は、暖房で暖まるのが早く、加湿で適湿になるのも早いと。
その分、電気料金を抑えることができないかな、と考えています。

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