断熱気密DIY

漏気を「見る」

 こんにちは。まるめらです。
 冬になり、家の寒さが気になってきました。エアコンをつければ暖かくなりますが、やっぱり朝は寒いです。暖まるまで時間がかかります。
 しかし、このようなことは全て私の感想であり、住宅性能と私の感覚にギャップがあるだけなのかもしれません。
 そこで、「冬になり、家が寒い」について、可視化してみたいと思います。

漏気は見える

 暑い、寒いと感じるのは感覚的なものですが、これを目視できればこの家は本当に寒い家なのか、私が電気代を気にしすぎているだけなのかがわかってきます。
 そこで、サーモグラフィーを活用し家の漏気を可視化してみようと考えました。
 冬なので、暖房した屋内を見て、相対的に温度が低いところは隙間風が入っているのではないか、と言うことになります。

漏気を確認する方法

 漏気を確認する方法を考えてみました。
 使用する器具は、iPhoneに接続して使うことのできるサーモグラフィー「FLIR ONE Pro」です。
 まずは、屋内を暖房します。扉は開放し、設定温度を高くして家全体を暖めます。その後、サーモグラフィーで表面温度を確認し、温度差がある部分が漏気していると推測されます。

漏気してそうな場所

 新居で過ごす中で寒さが気になったところは次のところです。

家全体の足元

 暖房をつけ、室温が22度程度まで上がっても、足元が冷えるような気がします。我が家では床断熱で押出法ポリスチレンフォーム(熱伝導率0.022W/m・K)50cmが施工されています。気密テープ、気密シートはありません。大引きと断熱材の間に隙間があり、そこから漏気しているのではないかと推測します。

脱衣室・浴室

 我が家の脱衣室には床下点検口があります。点検口のあたりが冷えている気がします。浴室については基礎断熱です。点検口はポリスチレンフォームで塞がり、配管や点検口周りは吹きつけウレタンフォームで塞がれていました。浴室については脱衣室の冷気または窓から冷気が来ているのではないかと推測します。

キッチン・トイレ・脱衣室・洗面台などの水回り

 水回りは配管が断熱材を突き抜けて床上に来ています。この貫通部分を塞がないとそこから冷気が侵入します。水回りについては給排水管の貫通部分が怪しいと推測します。

2階全般

 寝室は9畳ですが、20畳のLDKより暖房の効きが悪いように感じます。寝室につながるウォークインクローゼットには3種換気の換気扇があります。また、天井点検口もウォークインクローゼットの中にあります。我が家は屋根断熱ですが、壁との取り合い部分での漏気が推測されます。

今回はここまでになります

 以上、目星をつけたところで、次回、実際にサーモグラフィーを使ってチェックしてみたいと思います。
 次回からは写真を添付してみなさんにも見えるようにお伝えできればと思います。

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